FITNESS AREA

接骨院の先生兼パーソナルトレーナー

初心者必見!基礎の基礎の基礎 栄養学!!(おまけつき)

カロリー?エネルギーとは?

脂肪燃焼のイラスト

まずは、共通理解として、

カロリー(kcal.)、エネルギー、熱量は全て同じ意味です。

 

ビタミンCやカルシウム、ナトリウム、マグネシウム、鉄....

よく耳にするビタミン、ミネラルにはカロリーは含まれない。

つまり、0kcal.(ゼロキロカロリーという事。

 

ちなみに、1kcal.とは、1gの水を1℃上げるのに必要な熱量をいう。

 

現在、世の中にはダイエットメソットが蔓延しているが、

(①摂取エネルギー)と(②消費エネルギー)を天秤にかけた時に、

 

摂取エネルギーが上回れば、体重は増↑

消費エネルギーが上回れば、体重は減↓

天秤のイラスト

摂取エネルギーとは...

  • 食べる。
  • 飲む。     →シンプルにこの2点。

消費エネルギーとは....

  • 基礎代謝(寝たきりでも、生命を維持する為に最低限消費するカロリー)
  • 運動による代謝(スポーツはもちろん、立つ、歩く、など動作の度に消費する
  • 食誘発性体熱産生(難しい名前が付いているが、食べたり飲んだりした物を口から消化管を通って肛門まで運ぶ。その過程で消化、吸収をする。これに使うエネルギーがこれ。)

これら①と②の差に尽きる。 

 

まずはコレから!三大栄養素!!!!!

以下の3つには、カロリーが含まれるのでよく熟読して欲しい。

 

タンパク質-Protein-

筋肉はタンパク質で出来ている! つまり、身体作りには欠かせない栄養素!!

たんぱく質のイラスト(栄養素) 

 

*ポイント*

・運動習慣のない人であれば、体重(kg)の1〜1.2倍のグラム数を目安に摂れ。

・トレーニングしている人であれば、体重(kg)の2〜3倍のグラム数を目安に摂れ。

・お肉や魚、卵、牛乳、大豆、プロテインなどに含まれる。

・タンパク質はどんな食材から摂っても1gあたり4kcal.が含まれる。

・摂り過ぎても太りにくい

・勘違いしてはいけないのが肉の重さではなく、その肉に含まれるタンパク質の重さ。

 

脂質-Fat-

摂り過ぎると太るが、実は非常に重要な栄養素。

脂質のイラスト(栄養素)

 

*ポイント*

・脂質はどんな食材から摂っても1gあたり9kcal.が含まれる。

・肉の脂や揚げ物、菓子パン、調理油、バターやマーガリンなど

・脂質はエネルギ、細胞膜やホルモン、ビタミンの吸収などにも必要なので

 「摂らない」は危険

・なるべく、魚の脂やオリーブオイルなどといったもので摂ろう。

・炒め物などはオリーブオイルがオススメだ。

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炭水化物-Carbohydrate-

主にエネルギー源として働く。

炭水化物のイラスト(栄養素)

*ポイント*

・炭水化物はどんな食材から摂っても1gあたり9kcal.が含まれる。

・ご飯、パン、麺類、イモ類など

・筋トレ中にこれが不足した状態で行うと、力が入らないどころか、自分の筋肉を分解してそれをエネルギーとして使ってしまう。

・ダイエットにも筋肉増量(バルクアップ)には、この栄養素が大きく影響する。(後述)

 

 〜おまけトーク

人類の歴史を辿ると身体のメカニズムがいかによく出来ているのかと感心する。

現在、日本人はお腹が空いても冷蔵庫を開ければすぐに食べ物を口にする事が出来、

仮に冷蔵庫が空っぽでも少し歩けば深夜でさえコンビニに行けば調達ができる。

飢えで苦しむことなど、ない。と言っていいであろう。

 

しかし、少し時間を過去に戻すと、”飢え”というのは身近な物だった。

狩猟民族は狩りの成果が悪ければ、空腹は避けられない。

農耕民族は不作の年であれば、空腹は避けられない。

 

”飢え”から身を守るには、身体に貯蓄出来ると都合がいい。

だから炭水化物と脂質は身体に貯蓄が可能なようにシステムが組まれている。

 

さて、タンパク質は貯蓄が出来ないようになっている。

なぜか?

タンパク質を貯蔵することが出来る=筋肉が増える。

代謝(エネルギーを使う)が増える。

お腹がすく。

 

これは極めて都合が悪い。

 

恵まれた現代では食に困ることがないので筋肉が増えても問題がない。

それどころか、、大して筋肉がを使わなくても生活が出来るので、

自主的にトレーニングや積極的なタンパク質の摂取をしなくては、

筋肉は落ちていくであろう。

 

まとめると、貯蓄することが出来ないタンパク質は、

1日に必要なタンパク質はまとめて摂るのではなく、

複数回に分けて摂らなくてはならない。