FITNESS AREA

接骨院の先生兼パーソナルトレーナー

プロのトレーナーが選ぶ上半身強化自重トレーニングはこれだ。

 

プッシュアップ(腕立て伏せ)

「なんだよ。腕立てかよ。」

と言った君。

この種目をナメてはいけない。実に万能だ。

 

この種目は主に胸の筋肉(大胸筋)を中心に上半身を総合的に鍛える事が出来る上に、

細かな鍛えたい部位、強度など、色々と応用が効く。

しかも、基本的に必要な器具などはいらない。己の身体だけだ。

 

ちなみに私は、

ベンチプレスは100kg以上のバーベルを使って行うが、

ウォーミングアップや胸のトレーニングの仕上げに取り入れたりする。

その理由は、

プロのトレーナーでも自覚して説明出来る人はわずかであろう。

敢えて文末で解説しよう。

 

まずは、オーソドックスなプッシュアップ

「腕立て伏せをするスポーツ女子」の写真[モデル:八木彩香]

Point!!

  1. 足から頭のてっぺんまでが1本の棒になるようにまっすぐをキープ

  2. 左右の手の着く幅は肩幅よりも少し広く、位置は乳首くらい。
  3. 目線は前を向こう。(大胸筋に負荷が入りやすくなります。)
  4. 脇は決して閉じない様に肘が外に向かう様に曲げる。
  5. 3秒かけて下ろして、2秒で上げる。
  6. 動作中は腹筋に力を入れて、お尻が高くなったり、落ちたりするのはNG!!

 

まずは10回3セット!!セットとセットの間の休憩(インターバル)は1分30秒。

もしも、数回しか出来ない、疲れて正しいフォームで出来ない!!

って方は膝を途中からでも着いて行ってくれ。

強くなる為、引き締める為、健康の為に行っているトレーニングで怪我は本末転倒だ!

 

逆に物足りない。と感じたならば、これを使え!!!!!

パイプ椅子のイラスト

誰の家にでもある椅子。これに足を乗せて腕立て伏せをすると強度を上げる事が出来る。

あるいは、これ。

「プッシュアップバーで腕立て伏せをするトレーニー」の写真[モデル:大川竜弥]

ドン・キホーテでも売ってるな(笑)

コイツのコストパフォーマンスはなかなか○。

下手にダンベルを買い集めるより軽いし、邪魔にならないし。

 

https://www.amazon.co.jp/CAMORF-プッシュアップバー-トレーニング-腕立て伏せバー-手首サポーター2個付属/dp/B07G7DM29M/ref=sr_1_4_sspa?__mk_ja_JP=カタカナ&keywords=プッシュアップバー&qid=1567758779&s=gateway&sr=8-4-spons&psc=1&spLa=ZW5jcnlwdGVkUXVhbGlmaWVyPUEyMUxBVUZWSDNVTEEmZW5jcnlwdGVkSWQ9QTA1OTkwNjAySVVQVUI2S082MTRFJmVuY3J5cHRlZEFkSWQ9QTE3WkRHM1Y5VkE2QUcmd2lkZ2V0TmFtZT1zcF9hdGYmYWN0aW9uPWNsaWNrUmVkaXJlY3QmZG9Ob3RMb2dDbGljaz10cnVl

 

買うのめんどくさいわー。

って人は雑誌積んでそこに手を着いてやってもいいと思うよ。

 

さまざまなバリエーションを紹介。

「肉体美をアピールする細マッチョ」の写真[モデル:大川竜弥]

大胸筋(胸板)を強化!!

→手幅を肩幅の1.5倍ほどに広げる。

二の腕(上腕三頭筋)を強化!!

→手幅を狭くする。(胸の前で手で三角を作る様に)

 

まずはこれらのバリエーションを駆使して、

強化したい部位を狙って週に2回から3回のペースで3ヶ月続けてみろ。

必ず身体強くなってくれるはずだ。

 

ここまでは普段ハードコアにトレーニングをしている人にとっては、

「知ってるわ。」

 

とでも言いたい内容だと思うが、

ここから先は管理人の知識を本領発揮して皆様に共有したい。

 

突然だが、上半身のパフォーマンスを向上させるならば、

 

A.ベンチプレスを用いて大胸筋30kg分の負荷を与える。

B.プッシュアップで大胸筋に30kg分の負荷を与える。

 

この2つの選択肢を明確にどちらを選択すべきか解説出来るだろうか?

 

これには、問答無用で答えは、 だ。

 

なぜなら、肩甲骨の安定性、コントロール....つまりスタビリティーにおいて、

ベンチプレスは肩甲骨がバーベルによる荷重とベンチとで固定されてしまう

のに対し、

プッシュアップは自身の力で肩甲骨を安定させ、上肢に力を伝え、動作を完成させなくてならない。

 

この違いは、パフォーマンスにおいて見逃す事の出来ない、大きな違いだ。