プロのトレーナーが選ぶ上半身強化自重トレーニングはこれだ。
プッシュアップ(腕立て伏せ)
「なんだよ。腕立てかよ。」
と言った君。
この種目をナメてはいけない。実に万能だ。
この種目は主に胸の筋肉(大胸筋)を中心に上半身を総合的に鍛える事が出来る上に、
細かな鍛えたい部位、強度など、色々と応用が効く。
しかも、基本的に必要な器具などはいらない。己の身体だけだ。
ちなみに私は、
ベンチプレスは100kg以上のバーベルを使って行うが、
ウォーミングアップや胸のトレーニングの仕上げに取り入れたりする。
その理由は、
プロのトレーナーでも自覚して説明出来る人はわずかであろう。
敢えて文末で解説しよう。
まずは、オーソドックスなプッシュアップ
Point!!
-
足から頭のてっぺんまでが1本の棒になるようにまっすぐをキープ
- 左右の手の着く幅は肩幅よりも少し広く、位置は乳首くらい。
- 目線は前を向こう。(大胸筋に負荷が入りやすくなります。)
- 脇は決して閉じない様に肘が外に向かう様に曲げる。
- 3秒かけて下ろして、2秒で上げる。
- 動作中は腹筋に力を入れて、お尻が高くなったり、落ちたりするのはNG!!
まずは10回3セット!!セットとセットの間の休憩(インターバル)は1分30秒。
もしも、数回しか出来ない、疲れて正しいフォームで出来ない!!
って方は膝を途中からでも着いて行ってくれ。
強くなる為、引き締める為、健康の為に行っているトレーニングで怪我は本末転倒だ!
逆に物足りない。と感じたならば、これを使え!!!!!
誰の家にでもある椅子。これに足を乗せて腕立て伏せをすると強度を上げる事が出来る。
あるいは、これ。
ドン・キホーテでも売ってるな(笑)
コイツのコストパフォーマンスはなかなか○。
下手にダンベルを買い集めるより軽いし、邪魔にならないし。
買うのめんどくさいわー。
って人は雑誌積んでそこに手を着いてやってもいいと思うよ。
さまざまなバリエーションを紹介。
大胸筋(胸板)を強化!!
→手幅を肩幅の1.5倍ほどに広げる。
二の腕(上腕三頭筋)を強化!!
→手幅を狭くする。(胸の前で手で三角を作る様に)
まずはこれらのバリエーションを駆使して、
強化したい部位を狙って週に2回から3回のペースで3ヶ月続けてみろ。
必ず身体強くなってくれるはずだ。
ここまでは普段ハードコアにトレーニングをしている人にとっては、
「知ってるわ。」
とでも言いたい内容だと思うが、
ここから先は管理人の知識を本領発揮して皆様に共有したい。
突然だが、上半身のパフォーマンスを向上させるならば、
A.ベンチプレスを用いて大胸筋30kg分の負荷を与える。
B.プッシュアップで大胸筋に30kg分の負荷を与える。
この2つの選択肢を明確にどちらを選択すべきか解説出来るだろうか?
これには、問答無用で答えは、B だ。
なぜなら、肩甲骨の安定性、コントロール....つまりスタビリティーにおいて、
ベンチプレスは肩甲骨がバーベルによる荷重とベンチとで固定されてしまう
のに対し、
プッシュアップは自身の力で肩甲骨を安定させ、上肢に力を伝え、動作を完成させなくてならない。
この違いは、パフォーマンスにおいて見逃す事の出来ない、大きな違いだ。